北海道千歳リハビリテーション大学からのお知らせ
2021.12.23
「千歳リハ大学 体力・脳力測定会」を実施しました
12月11日(土)に、本学大講堂にて地域の高齢者の方を対象とした「千歳リハ大学 体力・脳力測定会」が開催されました。
この測定会はコロナ禍におけるフレイル(虚弱)の発症や認知機能の低下(MCI)の予防を目的に行われたもので、当日は千歳市内の方を中心に、午前の部14名・午後の部17名、合計31名の方が参加してくださいました。
測定会には、教員の指導を受けた学生16名が手伝いとして参加し、受付や測定などを一緒に行いました。
最初に測定会の内容について説明が行われ、学生の掛け声で準備運動を行いました。
その後、「筋力測定」、「体組織測定」、「歩行速度」、「MoCa-J」について、個別に検査・測定を行いました。
測定の結果は、千歳リハ大学オリジナルの「健康手帳」に記録してお渡ししました。今後も継続して測定・記録することにより、健康状態の変化を確認できます。
最後に、測定結果を個人別にお伝えし、本日の測定結果をもとに必要な運動や生活習慣のアドバイスを行いました。
新型コロナウィルス感染症は、感染の危険性だけではなく、家に閉じこもることによる健康への悪影響が懸念されています。なかでも高齢者では、動かないこと(不活発)により、フレイル(虚弱)の発症や、認知機能の低下(MCI)を招き、健康寿命を短縮させるものと推測されています。
本学では、今後も定期的に測定会を開催することにより、フレイルやMCIを予防し、コロナ禍における地域の方の健康増進に寄与していきたいと思います。