北海道千歳リハビリテーション大学からのお知らせ
地域公開講座の様子をお伝えします
8月24日(金)に、地域公開講座「目指そう!ずっと快適な自動車運転」を本学で開催し、地域の高齢者の方を中心に約50名の方にご参加いただきました。
最初に、千歳警察署交通第一課企画・規制係の藤田稔係長から、千歳市の自動車運転環境をテーマにご講話いただきました。
実際に千歳市内で過去に起こった事故の状況も紹介しながら、事故が起こりやすい状況などについて説明していただきました。
また、なぜ事故が起きてしまうのか、それを防ぐためにはどのような点に注意すればよいか、といった内容について、動画を用いて詳しく説明が行われました。
次に、千歳自動車学校副管理者の柿崎貴夫教務課長から、高齢者講習や免許更新の制度についてご講話いただきました。
年齢に応じて、免許の更新時のほか、一定の違反行為があった際に臨時認知機能検査が行われることなど、スライドを用いてお話していただきました。
最後に、本学作業療法学専攻長の佐々木努教授が、自動車運転に必要な頭や体の力について講話しました。
免許を返納し運転をやめた高齢者は運転を続けている高齢者よりも行動範囲が狭まるため、要介護状態になりやすいというデータを紹介し、健康な状態で運転を長く続けられるよう、頭や体を鍛える必要性を説明しました。
また、視野を広げ、注意力を鍛えるトレーニングについて、参加者のみなさんに体験していただきました。
お手玉をしながら、画面に表示された絵や写真の名前や計算を答えるというもので、テレビの字幕などを使って自宅で行う方法についても説明しました。
質疑応答では、自動車につける高齢者マークは義務なのか、反射板はどこで購入することができるかなど、参加者の方から様々な質問があり、熱心さが伺えました。
最後になりますが、地域公開講座にあたり、ご協力いただいた関係者のみなさまに改めてお礼申し上げます。