北海道千歳リハビリテーション大学からのお知らせ
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鈴木教授の論文が国際誌「PLOS ONE」に採択されました
共通教育長 鈴木大輔教授の論文が国際的学術誌「PLOS ONE」に採択されました。
【掲載雑誌】
PLOS ONE
【タイトル(英)】
Specific pelvic shape in patients with developmental dysplasia of the hip on 3D morphometric homologous model analysis
【タイトル(和)】
相同モデルを用いた三次元形態計測解析による発育性股関節形成不全患者の特有の骨盤形状.
【鈴木大輔教授のコメント】
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2021-2023年度科学研究費(課題番号21K11269)による,寛骨臼形成不全患者に関する研究です.5月21日に採用(accept)されました.
寛骨臼形成不全の患者さんは,股関節の発達が悪いだけでなく,骨盤の形が異なる可能性が指摘されていました.しかしながら,局所的な計測しかなされておらず,骨盤が全体的にどのような形になるのかについてはよくわかっていませんでした.
今回の研究では寛骨臼形成不全の患者さんと,寛骨臼形成不全ではない患者さんの間で,相同モデルという手法を使って,骨盤同士を三次元的に比較しました.その結果,寛骨臼形成不全ではない患者さんは骨盤が左右に開いた形になっているのに対し,寛骨臼形成不全の患者さんの骨盤は左右が狭くなっていることが明らかになりました(下図).そのほか,仙骨の傾きや恥骨・坐骨の形状も異なることが明らかになりました.
![](https://www.chitose-reha.ac.jp/news/wp-content/uploads/2024/05/20240527suzukironbun.jpg)
【論文情報】
Yui Sasaki, Daisuke Suzuki, Ryo Tokita, Hiroyuki Takashima, Hirofumi Matsumura, Satoshi Nagoya.
PLOS ONE
DOI: 10.1371/journal.pone.0300938