北海道千歳リハビリテーション大学からのお知らせ

2022.03.15

知らせ講和

北広島市の市民を対象としたオンライン講話を行いました

3月5日(土)に、北広島市にし高齢者支援センター主催、北海道千歳リハビリテーション大学(予防運動クラブ)及びNPO法人ふまねっとの共催による「北広島市健康測定会の事前説明会」がオンラインで開催され、北広島市民の方など50名が参加しました。

この事前説明会は、「北海道千歳リハビリテーション大学(予防運動クラブ)」「北広島市にし高齢者支援センター」「NPO法人ふまねっと」の三者共同によって、新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置の終了後に行われる「体力・能力測定会」の広報活動と、介護予防普及啓発を目的として実施されました。

(開催案内のチラシ)

講話では、森学長から、北海道千歳リハビリテーション大学がこれまでに行ってきた「健康増進教室」などの地域貢献について紹介を行いました。

また、世古准教授は、次の内容について説明を行いました。


・新型コロナウィルス感染症は、感染の危険性だけではなく、家に閉じこもることによる健康への悪影響が懸念されています。なかでも高齢者では、動かないこと(不活発)により、フレイル(虚弱)の発症や、認知力の低下を招き、健康寿命を短縮させるものと推測されます。

・体力・能力測定会では、①コロナ自粛後のフレイル状態と認知能力の評価、②個人へのフィードバック(評価結果と予防のための対策・運動指導)を行い、地域高齢者の健康増進を目指しています。

・また測定会では、その後の健康状態を本人と評価者が追跡できるように大学独自のオリジナル健康手帳を配布します。そして今回、教員の指導を受けた学生達が主体となり運営することで、地域貢献のみならず、学生教育も兼ねた取り組みとなっています。


参加者からは、「これからの介護予防の取組みとしてMCIとフレイルの段階でいかに適切な介入をしていくことがポイントとなることだと分かりました」「全国各地域の方々が、こんなにたくさん健康づくりに頑張っていること、また、自分だけが大変ではないと知れたことだけでも、とても元気になりました。」「コロナ禍の終息はまだ目途がたちません。健康測定会の趣旨は大変有意義なものだと感じました。」といった声が聞かれました。(アンケートより一部抜粋)

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