北海道千歳リハビリテーション大学からのお知らせ
「北海道の自動車運転と移動手段を考える会」の研修会が開催されました
11月17日(土)に、本学が主催する「北海道の自動車運転と移動手段を考える会」第2回研修会が、札幌で開催されました。
この研修会は、地域の自動車運転支援における情報交換の場とすることを目的に行われ、リハ専門職をはじめとし、さまざまな業種の方にご参加いただきました。
最初に、千歳での取り組みの紹介として、千歳リハ大学、千歳市介護予防センター、認知症疾患医療センター及び千歳市北区包括支援センターから、それぞれ報告が行われました。
・運転寿命延伸に向けた地域向け講座の紹介
本学 佐々木努教授(認定作業療法士)
・免許返納に関わる機関連携~全国と千歳市の状況
千歳市介護予防センター 山北武様(作業療法士)
・千歳市での運転相談事例とその対応
認知症疾患医療センター 千歳病院 作田直人様(精神保健福祉士)、
千歳市北区包括支援センター 吉田肇様(社会福祉士)
その後、知内町での取り組みについて高橋病院から紹介がありました。
・道南地区(知内町)での運転支援の取り組み
高橋病院地域包括ケア推進室 野田正貴様(認定作業療法士)
また、北海道警察の方から、改正後の道路交通法での認知機能検査の流れなどについて情報提供が行われました。
・道路交通法改定後の動向、運転適正相談等の地域での取り組み
北海道警察本部交通部運転免許センター運転免許試験課 河奥利之様、佐藤敬一様
最後に、本学の山田講師より、道内作業療法士の運転支援の実態調査に関する報告が行われました。
・道内作業療法士の運転支援の実態調査
本学 山田恭平講師(認定作業療法士)
本会は、作業療法学専攻山田講師を中心に、北海道の自動車運転や移動手段の支援について、医療職・警察・自動車教習所・企業・工学系エンジニアなどが集い、連携して考えることを目的に立ち上げたものです。
自動車運転は多くの人の生活の基盤となっています。「生活の専門家」である作業療法士は、自動車運転に関わる様々な課題について取り組んでいます。
本学では、これからも地域住民の自動車運転の支援について共有できる場を作っていきたいと考えています。