北海道千歳リハビリテーション大学からのお知らせ
東京五輪・メディカルスタッフの活動報告をお伝えします
2021年7月23日から8月8日にかけて行われた「東京オリンピック2020」に、メディカルスタッフとして参加した理学療法学専攻の小林匠教授による活動報告をお伝えします。
■参加しようと思ったきっかけは何ですか。
スポーツでケガをしたことがきっかけで理学療法士を目指したこともあり、いつかはオリンピックやパラリンピックなどの国際大会に関わりたいという思いがありました。
2017年に札幌で行われたアジア冬季大会に理学療法スタッフとして参加した際も非常に貴重な経験となったため、今回の東京オリンピックにもぜひ参加したいと思っていました。
■参加に向けてどのような準備をしましたか。
新型コロナウイルスの影響で開催も一年延期され、実際に開催されるのか不透明な状況でしたが、開催された際には日本の代表として恥じない仕事ができるよう、知識・技術・言語面での準備を進めて臨みました。
■どのような業務に携わりましたか。
オリンピック期間中にメインの選手村(晴海)のポリクリニック内にある理学療法室にて、理学療法スタッフとして10日間勤務しました。その中で、さまざまな国の選手や役員の方々のリハビリテーションに携わらせて頂きました。
私は足部・足関節を研究していることもあり、多くのアスリートの足部・足関節のリハビリを担当させていただくことができました。
■印象に残っていることはありますか。
日本全国、そして海外で活躍されているスポーツ理学療法士の方々と一緒にお仕事ができる機会は非常に刺激的でしたし、アスリートの方々は皆フレンドリーで、緊張感もありましたが、とても楽しい時間を過ごすことができました。
■参加した感想をお願いします。
参加するまでは不安も多くありましたが、振り返ると、実際に参加しないと分からない非常に貴重な体験が沢山できたと思います。
そして、今回のオリンピック・パラリンピックを通じて、スポーツの持つ大きなパワーを改めて認識させられました。
今後もスポーツに携わる多くの方々を少しでも支えられるよう活動を続けていきたいと思います。また、今回の経験をできる限り多くの在学生や後輩たちに還元していきたいと思います。