北海道千歳リハビリテーション大学からのお知らせ
2020.02.07
川井 章 先生の特別講演が行われました
1月9日(木)に、国立がん研究センター中央病院の川井章先生による特別講演が、本学の中講堂にて行われました。
川井先生は、日本のがん治療、がん研究の中心である国立がん研究センター中央病院において、骨軟部腫瘍・リハビリテーション科科長及び希少がんセンターのセンター長をなさっている方です。
今回は、本学の3年生を対象とした特別公演のためにお越しいただき、「がん・骨軟部腫瘍のリハビリテーション “リハの出番ですよ~!”」というテーマでお話いただきました。
最初に、国立がん研究センターの紹介と、がんについてのクイズが出題されました。
今では2人に1人はがんになる時代であり、がんとの共存についてや、がんのリハビリテーションの特徴について説明がありました。
続いて、川井先生の専門である骨肉腫についての説明がありました。
抗がん剤治療の進歩により生存率が上がったことや、現在では切断だけでなく患肢温存ができるようになったことなどについて、実際の症例の写真やMRI画像、手術の写真等を用いながら詳しく説明していただきました。
最後に、「骨・軟部腫瘍の術後機能-リハビリテーションの出番ですよ-」では、手術後のリハビリテーションによって歩けるようになり、受診に来た際に歩いている方の動画なども見せていただきました。
学生は、先生が関わられた様々な患者さんの話を真剣に聞いていました。