北海道千歳リハビリテーション大学からのお知らせ
苫小牧看護専門学校と合同の「多職種連携研修会」を開催しました
5月13日(土)本学大講堂において、本学2年生と苫小牧看護専門学校の2年生を対象とした「多職種連携研修会」を開催しました。
苫小牧看護専門学校と本学は令和5年2月に教育連携に関する協定を締結しており、今回の研修会は両校の学生がそれぞれの職種に関しての意見交換や交流を行う初めての特別授業となります。
まず、開会のことばでは、本学の伊藤学長より「苫小牧看護専門学校と本学とで連携し、後期に授業が行われる予定ですが、その前に、お互いを知る機会を持つためにこの研修会を実施することとなりました。今日は短い時間ですが、今まで学んできた自分の専門分野と違う考えを持つ医療職もいるということを感じ、少しでも何かを考えるきっかけとしてください」と挨拶がありました。
引き続き日程説明などのオリエンテーションと、アイスブレイクとして各グループ内で自己紹介が行われました。
講演1では、小樽商科大学ビジネススクール(専門職大学院)の藤原健祐先生より「医療現場における多職種連携」というテーマでお話いただきました。
講演2では、本学の曽我部いづみ先生より「歯学分野における多職種連携の実際」というテーマでお話いただきました。
その後、グループワークが行われ、「2つの講演を聞いて多職種連携に重要なことは何か」というテーマについて、各自が様々な意見をふせんに書き出し、その後、話し合いながらグループとしての結論をまとめました。
最後に、2グループが代表して発表を行いました。
閉会のことばでは、苫小牧看護専門学校の平松聡美副校長より「今日の講演会でも触れられていましたが、いかに多職種連携というのが今後の地域包括ケアシステムの中で重要であるか、みなさんもさらに認識してくださったように思います。多職種との連携は、お互いの仕事の責務をきちんと自覚し、それぞれの専門性を発揮して良質で効率的な医療を提供することを目的に協働していくことが重要です。今回は顔合わせ、次回からは基本となる力を身に付けるべく、共に学び、学びを重ねていきたいと思います」とご挨拶いただきました。
3時間という短い時間でしたが、自分とは異なる学部の学生と交流し、意見を交わしたことで新しい発見や学びがあったのではないかと思います。
本学では、今後も苫小牧看護専門学校との合同授業を定期的に実施する予定です。