千歳リハ大 健康コラム

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2017.09.18 更新

「性格」と「長生き」

性格といってもいろいろありますが、ここでは高齢になっても健康状態を保つことに影響している性格について話をしたいと思います。
最近の研究で60歳以上の方、約2300人を約10年間調査した結果、外向性のある方は健康状態がよく、長生きする可能性が高いことがわかりました(Am J Geriatr Psychiatry. 2017)。
では、“外向性”とはなんでしょう。
外向性とは性格特徴の1つで、外的なコト(周りの人のこと、世間や周囲で起こっていることなど)に関心があるという特徴のことです。一方で、この研究からわかることは、自分のことばかり気にしている内向性を強く持っている人は、要注意ということかもしれません。
外向性は社会との接点をもたらします。外向性があると誰かのために活動するようになり、誰かのために頭を使うようになります。それが巡り巡って、自分自身の健康を保つことに役立ちます。
また、この外向性を発揮する際は、「なんとかなるさ、(私なら)大丈夫!できるはず!」くらいが良いようです。つまり、楽観的でありながらも、自分に自信をもつということです。伝わりにくいかもしれないですが、あまり神経質に考えすぎるのはよくないです。
とはいっても、性格そのものを変えることはなかなか難しいと思います。
ですが、人と交流する機会をもつ、地域の町内会活動やコミュニティに参加する、習い事をする、ご家族や親戚と出かける、世の中で起こっていることを知ろうとする、そのために新聞を読むなど、何か1つでも“外”に向けた行動に変えていくことは出来ると思います。
「なんとかなる!」
「それなりできるはず!」と、まずはやってみることが大切なのではと思います。
本学では、健康増進教室を開催していますので、ぜひ参加してみてください。

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