北海道千歳リハビリテーション大学からのお知らせ

2020.05.18

知らせ

北海道千歳リハビリテーション大学の新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン(第2版)

北海道千歳リハビリテーション大学の
新型コロナウイルス感染症対応
ガイドライン(第2版)

 

2020年5月18日

 

はじめに

 これまでに、人に感染するコロナウイルスは、7種類見つかっており、4種類のウイルスは、一般の風邪の原因の10~15%を占め、ほとんど6歳までに感染を経験し多くの感染者は軽症である。2002年に発生した重症急性呼吸器症候群(SARS)や2012年以降発生している中東呼吸器症候群(MERS)は同じコロナウイルスが原因であるが、感染力が強く重症である。
 2019年に中国 武漢市付近で発生が初めて確認されたSARS関連コロナウイルス(SARSr-CoV)に属するコロナウイルスをSARS-CoV-2(Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2)と命名された。日本の厚生労働省などでは単に新型コロナウイルスと呼んでいる。
 この新型コロナウイルスはSARSおよびMERSと異なり特徴的な所見に乏しく、それ故に気づかれない内に感染拡大をまねく。現在のところ、治療薬もなくワクチンもない故に、個々人がこの疾患の理解と感染防御対策を行うことが重要である

 感染経路は飛沫感染と接触感染なので、換気の悪い密閉空間、ヒトの密集場所、近距離での会話を避けなければならない。
 国の指針に沿い、北海道千歳リハビリテーション大学の新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン(以下「ガイドライン」という。)を提示する。

 なお、本ガイドラインの適用範囲は、本学学生、教員、事務職員、清掃業者従業員及び学校法人淳心学園職員(以下「学生、教職員等」という。)とする。

 

1.感染拡大防止について

1) 夜間も含めた日常生活において、
(1)換気の悪い密閉空間、
(2)多数が集まる密集場所、
(3)間近で会話や大声を発する密接場面
の3つの条件が同時に重なるような場所に行くなど、感染拡大のリスクを高める行動により感染を拡大させることのないよう、注意してください。

2) 不要不急の海外渡航は自粛してください。
海外渡航をする場合は、必ず保健管理センター(学生は学務課、教職員は総務課、以下「学務課等」という。)に電話連絡をしてください。

3) 海外から帰国した場合については、検疫強化対象地域からの渡航歴のあるものについては、検疫所長の指定する場所での14日間の待機及び国内において公共交通機関を使用しないよう要請されています。
このことから、登校の可否については、政府要請の基づく2週間の自宅等での待機後に、健康状態に問題がないことを確認した上で認めることになります。
海外から帰国したときは、必ず保健管理センター(学務課等)に電話で連絡をしてください。

 

2.日常の感染予防について

1) 30秒程度の時間をかけて流水と石鹸を使った丁寧な手洗い、うがいに努めてください。また消毒用アルコールによる手指消毒を行うようにしてください。

2) マスク等の咳エチケットを徹底するとともに、人の集まるような場所に行かないなど、感染の危険を高める行為を慎むようにしてください。

3) 外出(公共交通機関利用時も含む)の際は、マスクを着用し、更に手で眼、鼻、口等に触れないように意識してください。

4) 人と人の距離(できるだけ2m、最低1m)をとってください。(Social Distancing: 社会的距離の確保)

5) 会話する際は、可能な限り真正面を避けてください。

6) 不要不急の外出は避け、多くの人が集まる場所にはむやみに出かけないようにしてください。

7) 人が多い密閉空間は感染のリスクを高めます。例えばエレベーターの使用はできるだけ控えて、階段を利用してください。

8) 感染が流行している地域から又は地域への移動は控えてください。

9) 発病したときのために、誰とどこで会ったかをできるだけメモしてください。

 

3.健康管理について

1) 栄養バランスの取れた食事と休養をよく取り、体調管理に努めてください。

2) 毎朝、体温を測定し、さらに倦怠感、咳、息苦しさ、喉の痛み、嗅覚・味覚異常、胃腸症状を自己チェックしてください。

 

4.新型コロナウイルス感染が疑われる症状

1) 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合

2) 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
(※)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方

3) 上記以外で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
(症状が4日以上続く場合は、必ず最寄りの保健所に相談してください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にもすぐに最寄りの保健所に相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。)

 

5.感染症に罹患した場合あるいは感染が疑われる場合の対応

 新型コロナウイルス感染症は、学校保健安全法に定める「第一種感染症」とみなされるため、登校禁止となります。
 「別紙1 フローチャート」を確認した上で、保健管理センター(学務課等)に電話連絡してください。

 1) 新型コロナウイルス感染症に罹患した場合

 学生、教職員等が新型コロナウイルス感染症と診断された場合は、完治するまで学校保健安全法第19条による出席停止(出席しなくてもよいと認めた日で欠席日数とはしない)となります(教職員等は就業禁止と読み替えます)。医療機関の指示に従ってください。
 なお、診断が確定されず医療機関から「経過観察」を指示された場合にも、同様に登校せず医療機関の指示に従い、治療に専念してください。
 経過観察中は、毎日、健康観察を行い、「別紙2 健康観察記録表」に記録してください。

 2) 濃厚接触の疑いのある者となった場合

 学生、教職員等が、下記の《濃厚接触の疑いのある者》として保健所等から特定された場合は、「感染者との最終接触日から原則14日間」は出席停止としますので自宅待機してください。
 出席停止期間中は、毎日、健康観察を行い、 「別紙2 健康観察記録表」に記録してください。

《濃厚接触の疑いのある者》

感染者(臨床症状などから新型コロナウイルス感染症が疑われ、かつ検査により新型コロナウイルス感染症と診断された者)が発病した日の2日前以降に接触した者のうち、次の範囲に該当する者をいいます。

 (1)感染者と同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内等を含む)があった者

 (2)適切な感染防護無しに新型コロナウイルス感染症が疑われる患者の世話をしていた者

 (3)新型コロナウイルス感染症が疑われる者の気道分泌液もしくは体液等の汚染物質に直接触れた可能性が高い者

 (4)感染者と食事をした者

 (5)その他 手で触れることが可能な距離(目安として1メートル)で、必要な感染予防策なしで、「感染者」と15分以上接触があった者(患者の症状やマスクの使用状況などから患者の感染性を総合的に判断する)

 
 3) 新型コロナウイルス感染症のような症状がある場合

 学生、教職員等が発熱し、のどの痛みや咳、倦怠感などがある場合は、「症状が消失し薬の服用を停止してから、さらに2日間経過するまで」は出席停止としますので、自宅療養してください。
 出席停止期間中は、毎日、健康観察を行い、「 別紙2 健康観察記録表」に記録してください。

 

6.インフルエンザと診断された場合の対応

 インフルエンザは、「第二種感染症」ですので、原則として「発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過するまで」は出席停止となります。
 保健管理センター(学務課等)に電話連絡の上、自宅療養してください。
 出席停止期間中は、毎日、健康観察を行い、「別紙2 健康観察記録表」に記録してください。

 

7.登校について

1) 上記4又は5に該当する場合は、登校できません。
最寄りの保健所等の「相談窓口」に相談し、指示に従ってください。その後、必ず保健管理センター(学務課等)に電話連絡をしてください。

2) 学生、教職員等は、登校前に毎日体温測定をしてください。
発熱を伴う上記4の症状がある場合は、登校を控えて自宅待機をし、上記1) の対応をしてください。

3) 熱がなくても倦怠感、咳、息苦しさ、喉の痛み、嗅覚・味覚異常がある場合は登校を控えて自宅待機をしてください。
この場合も、必ず保健管理センター(学務課等)に電話連絡をしてください。

4)自宅に体温計を有していない者及び登校時の体調不良により体温測定を希望する者は、医務室で体温測定をしますので、必ず申し出てください。

5) 学内では、マスクを着用してください。
なお、大学では学生にマスクの配布はしません。マスクが無い場合は、インターネット等で「手作りマスク」を各自が調べて、自宅で作成してください。参考:文部科学省/mextchannel(YouTubeが開きます)
(「キッチンペーパー マスク 作り方」で検索すると簡単に作成することができます。)

6) 定期的(60分に1回、5-10分程度)に教室の換気を行います。厚手の上着を用意することを勧めます。

7) 昼食はできるだけ他人と1m以上の間隔を開けてください。学生ラウンジ以外の教室、演習室等も利用して、混みあった場所での食事を避けるように心がけてください。

8) 玄関、各教室、学生ラウンジ、PC室、トイレ等に消毒用アルコールを設置しますので、手指消毒を必ずしてください。

 

8.体育館の利用について

1) 上記4又は5に該当する場合は、体育館に入館できません。

2) 消毒用アルコールを設置しますので、手指消毒を必ずしてください。

3) 体育館は定期的(30分に1回、5分程度)に換気しますので、ご協力ください。

 

9.出席停止(公欠)について

 上記4又は5に該当する場合は、出席停止となります。
 「出席停止」の取り扱いにつきましては、学生に不利益が生じないように出席停止した授業内容を補うよう各授業担当者に要請していますので、決して無理をせず療養に専念し、完治するまで登校を見合わせてください。

 出席停止期間終了後、大学に登校する際は、
別紙2 健康観察記録表」及び
別紙3 新型コロナウイルス感染症(疑いを含む)に関する報告書」とともに
別紙4 登校許可書」若しくは医療機関からの「診断書」
を学務課に提出してください。
※上記必要書類の提出がない場合は、出席停止期間として認められませんのでご注意ください。

 

10.連絡の記録について

学生及び教職員から、
(1)新型コロナウイルス感染症に罹患した。
(2)濃厚接触の疑いのある者となった。
(3)発熱、倦怠感、咳、息苦しさ、喉の痛み、嗅覚異常の症状がある。
について、電話連絡があった場合、学生からの連絡は保健管理センター(学務課)が、教職員からの連絡は総務課が「別紙5 連絡記録」に記録し、保健管理センター長に確認をとるものとします。

 

11.学生、教職員等に罹患が確認された場合の建物閉鎖判断について

 学生、教職員等に罹患が確認された場合は、保健所に相談・指示のもと、「別紙6 学生、教職員等に罹患が確認された場合の建物閉鎖判断フロー」により建物閉鎖を判断します。

 

12.朝日町学生寮で新型コロナウイルス感染症が発生した場合について

 朝日町学生寮で発生した場合は、「別紙7 朝日町学生寮で新型コロナウイルス感染症が発生した場合の対応について」により対応します。

 
【連絡先】
 北海道千歳リハビリテーション大学
 保健管理センター(学務課)
 電話番号 0123-28-5331
 開設時間 8:30~17:00
 

◆◆◆◆◆◆ 相 談 窓 口 ◆◆◆◆◆◆

 
新型コロナウイルスに関する一般相談についてはこちらにご連絡ください。
 
【相談窓口】 電話番号 開設時間
◆厚生労働省
 電話相談窓口
 0120-565653
 (フリーダイヤル) 
 9:00~21:00 
 
【相談窓口】 電話番号 開設時間
◆札幌市保健所
(新型コロナウイルス一般相談窓口)
 011-632-4567   9:00~21:00 
◆北海道千歳保健所
(管轄区域:千歳市、恵庭市、北広島市)
 0123-23-3175   平日8:45~17:30 
◆北海道苫小牧保健所  0144-34-4168   平日8:45~17:30 
※上記以外にお住まいの方
◆北海道保健福祉部
健康安全局地域保健課
 011-204-5020   24時間
 
 
<参考情報>

千歳市)
 新型コロナウイルス感染症関連情報
 
北海道)
 保健福祉部地域保健課 新型コロナウイルス感染症について
 
文部科学省)
 新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について
 
厚生労働省)
 新型コロナウイルス感染症について
 国民の皆さまへ(新型コロナウイルス感染症)
 新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)
 
外務省)
 海外安全ホームページ
 

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