千歳リハ大 健康コラム
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2018.07.20 更新
免許返納と運転経歴証明書
2018年1月に運転免許の自主返納率が過去最多になったとのニュースが話題になりました。
これは、2017年3月の道路交通法改正により、75歳以上の高齢者ドライバーへの認知機能検査の強化が図られたことも1つの要因のように思います。それに伴い、「運転経歴証明書」の交付数も増加しているようです。
これは、2017年3月の道路交通法改正により、75歳以上の高齢者ドライバーへの認知機能検査の強化が図られたことも1つの要因のように思います。それに伴い、「運転経歴証明書」の交付数も増加しているようです。
運転経歴証明書は、運転免許証を有効期限内に自主返納すれば、交付を受けられます。有効期限はなく、本人確認として使え、都道府県や市区町村からの特典や優遇を受けることができます。
北海道で2017年中に運転経歴証明書を交付されたのは約12,000人で、そのうち約95%は65歳以上の高齢者でした。2016年は約10,000人でしたので、一年間で約2,000人増えています。(運転免許統計〔H28年度版、29年度版〕より)
北海道で2017年中に運転経歴証明書を交付されたのは約12,000人で、そのうち約95%は65歳以上の高齢者でした。2016年は約10,000人でしたので、一年間で約2,000人増えています。(運転免許統計〔H28年度版、29年度版〕より)
特典や優遇は市町村のホームページ等で確認することができます。ちなみに、警視庁のホームページでは高齢者運転免許自主返納サポート協議会の加盟企業・団体が紹介されており、都内では配送サービス、娯楽施設や飲食店での割引など200を超える特典や優遇が受けられるようです。
北海道の各市町村でもいくつか特典がありますが、まだまだ十分ではありません。もちろん、免許返納後は自家用車の代わりになる移動手段が必要になりますので、交通機関の充実が課題になると思います。
北海道の各市町村でもいくつか特典がありますが、まだまだ十分ではありません。もちろん、免許返納後は自家用車の代わりになる移動手段が必要になりますので、交通機関の充実が課題になると思います。
わたしたちリハビリテーション職種は医療現場だけではなく、地域社会で生活する方々を支えていかなければなりませんので、このような課題にも目を向けておかなければならないですね。
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